122/366日・・・5月1日は何の日?
メーデー
働く人の権利や生活について考える国際的な日です。1886年5月1日にアメリカで広がった、1日8時間労働を求める運動を背景に、1890年から国際的な取り組みが始まりました。日本では1920年5月2日、東京の上野公園で最初のメーデーが開かれています。労働時間や働く環境を見直し、働く人同士が連帯する機会として受け継がれてきました。
※詳しくは「メーデー」をご覧ください。
「令和」改元の日
2019年5月1日、天皇の即位に伴い、元号が平成から令和へ改められたことにちなむ日です。新元号の発表は同年4月1日で、実際に令和が始まった日とは異なります。令和は『万葉集』にある梅花の歌の序文から採られました。書類や年表など、暮らしの中で使う年の呼び方が変わった節目として、時代の移り変わりを振り返る記念日です。
世界笑いの日
笑いを通じて人々の友情や世界平和への思いを広げる日です。笑いヨガの創始者マダン・カタリアが提唱し、各地で笑いヨガや交流の催しが行われてきました。毎年5月第1日曜日に当たり、2022年は5月1日でした。呼吸と笑いを組み合わせる活動などを通して、言葉や文化の違いを越え、人と一緒に笑う時間を持つことを目指しています。
サラウンドの日
電子情報技術産業協会と日本オーディオ協会が、サラウンド音声に親しんでもらうために設けた日です。音の方式を表す「5.1チャンネル」の数字にちなみ、5月1日が選ばれました。映画や音楽、スポーツ中継などで、周囲から音に包まれる感覚を楽しめるのが特徴です。体験会などを通じて、映像と音を合わせて味わう楽しさを伝えてきました。
日本赤十字社創立記念日
日本赤十字社の前身である博愛社の創設にちなむ日です。1877年の西南戦争で傷ついた人を救うため、佐野常民らが設立を働きかけました。日赤の説明では、有栖川宮に請願書を提出した5月1日を創立記念日としています。敵味方を分けずに救護する考えを出発点とし、命や健康、尊厳を守る赤十字の活動を知るきっかけとなる日です。
扇の日
京都扇子団扇商工協同組合が1990年に制定した日です。『源氏物語』で女性が光源氏へ扇を贈る場面にちなみ、「こ(5)い(1)」という恋の語呂合わせから日付が選ばれました。扇は涼を取る道具であるとともに、絵や和歌を添えたり、舞や儀礼で使ったりしてきた品です。扇子やうちわに息づく手仕事と、日本の暮らしの文化に親しむ記念日です。
スズランの日
フランスで5月1日にスズランを贈り合う習慣にちなむ日です。家族や友人、大切な人へ小さな白い花を届け、幸せを願う気持ちを伝えます。スズランは春に釣り鐘のような形の花を咲かせる植物で、贈られた人に幸福が訪れるともいわれています。これは花に託された願いや言い伝えです。身近な人への感謝や親しみを、花で表す文化として知られています。
水俣病啓発の日
1956年5月1日、水俣保健所へ患者の発生が報告され、水俣病が公式に確認されたことにちなむ日です。病気そのものが、この日に初めて発生したという意味ではありません。水俣病は、工場排水に由来するメチル水銀で汚染された魚介類を食べたことによる公害です。被害の歴史や患者への理解を深め、公害の教訓を受け継ぐための機会とされています。
語彙の日
旺文社生涯学習検定センターが、言葉の知識や表現への関心を高めるために制定した日です。「ご(5)い(1)」という語呂合わせにちなみます。語彙とは、ある人や分野などで使われる言葉の集まりのことです。同センターの語彙力検定を広める背景もありました。文章を読み、知らない言葉を調べ、自分の考えを相手に伝える言葉を増やすきっかけとなる記念日です。
カリフォルニア・レーズンデー
カリフォルニア・レーズン協会が、レーズンをもっと知ってもらうために制定した日です。カリフォルニアでは5月ごろにブドウの花が咲き、実をつけ始めることから、その月の初日が選ばれました。レーズンはブドウを乾燥させた食品で、パンやお菓子、料理などに使われます。小さな一粒ができるまでの栽培や加工に目を向け、さまざまな食べ方に親しむ日です。
宅配ボックスの日
宅配ボックスを手がけるフルタイムシステムの創業者、原幸一郎が制定した日です。同社の創立日である1986年5月1日にちなみ、2011年に日本記念日協会の認定を受けました。宅配ボックスは、受取人が不在でも荷物を預けられる設備です。荷物を届ける人と受け取る人の双方を支える仕組みを知り、暮らしと配送の関わりを考える記念日です。
恋がはじまる日
ナチュラルプランツが制定し、2012年に日本記念日協会の認定を受けた日です。「こ(5)い(1)」と読む語呂合わせにちなみ、5月に飾る鯉のぼりを「恋のぼり」と見立てた意味も重ねています。新しい恋が始まり、空へ上る鯉のように育ってほしいという願いが込められました。身近な人への思いや、新しい出会いに目を向けるきっかけとなる記念日です。
鯉の日
全国養鯉振興協議会が、食用の鯉への理解や消費を広げるために制定した日です。「こ(5)い(1)」という語呂合わせにちなみます。鯉は池で姿を楽しむ魚としても知られていますが、各地で養殖され、鯉こくや甘煮などの郷土料理にも使われてきました。観賞用の錦鯉とは違う、食文化の中の鯉に目を向け、地域ごとの調理法や養殖の仕事を知る機会です。
コインの日
日本貨幣商協同組合が、コインへの関心を広めるために制定した日です。「コ(5)イ(1)ン」と読む語呂合わせが由来です。硬貨には、作られた時代や地域に応じた図柄、文字、素材などの特徴があります。お金として使われるだけでなく、歴史や文化を伝える資料にもなるものです。手元の硬貨を眺めながら、その背景や収集の楽しさに触れる記念日です。
自転車ヘルメットの日
ヘルメットメーカーのオージーケーカブトが、着用への関心を高めるために制定した日です。5月の自転車月間の始まりを「頭」と見立て、頭を守る道具に結び付けています。通学や買い物、サイクリングなど、自転車は日々の身近な乗り物です。楽しく乗ることと安全への備えを一緒に考え、ヘルメットを正しく使う大切さを伝えるきっかけとなる日です。
恋の予感の日
岩手県大船渡市の婚活支援サービス「恋の予感」が制定した日です。「こ(5)い(1)」の語呂合わせにちなみ、2018年に日本記念日協会の認定を受けました。婚活パーティーを気軽に参加できる交流の場として広め、年代を問わず出会いを求める人を応援する趣旨があります。恋という言葉を使った記念日の中でも、人が集い話す機会づくりに焦点を当てた日です。
本仕込の日
フジパンが、食パン「本仕込」の発売日である1993年5月1日にちなみ制定した日です。2021年に日本記念日協会へ登録されました。開発では、日本人になじみのある、ご飯のようなもっちりした食感を目指したと同社は説明しています。毎日の食卓に並ぶパンにも、食感や作り方への工夫があります。商品の誕生を振り返り、その開発の背景を知る記念日です。
5月1日が誕生日の有名人
- 本上まなみ
- 原沙知絵
- にわのまこと
- 寺井尚子
- 岡部真子
- 中村茉耶
- 樋口智子
- 小山慶一郎
- 吉川友
- 幸田えりか
- 伊藤綺夏
- 石部里紗
- 松本彩
- 今別府直之
メーデー
<メーデー>起源
メーデーはもともとヨーロッパで夏の訪れを祝う日でしたが、1886年5月1日にアメリカのシカゴで起こったゼネラル・ストライキによって労働者の祭典となりました。当時、労働者たちは1日12時間~14時間働いていましたが、8時間労働を求めて全国的なストライキを行い、以来、メーデーは労働者たちが権利を主張する日となりました。国際的なメーデー運動が始まったのは1890年5月1日で、8時間労働制を求めるスローガンが広がりました。
日本のメーデー
日本のメーデーは、1920年5月2日に上野公園で第1回が行われたことから始まりました。しかし、1936年から1945年までは政府によって開催が禁止されました。戦後、1946年の第17回から再開されましたが、スローガンは「働けるだけ喰わせろ」という食糧メーデーでした。
1952年の第23回大会では、デモ隊と警官隊が衝突し、血のメーデー事件と呼ばれる騒動が発生しました。この事件をきっかけに、以降は混乱を避けるために、労働組合団体がそれぞれ別々にメーデーを開催するようになりました。
現在、日本の労働組合団体は、日本労働組合総連合会(連合)、全国労働組合連絡協議会(全労協)、全国労働組合総連合(全労連)などがあり、それぞれが独自にメーデーを行っています。連合は4月の最終土曜日や昭和の日(4月29日)にメーデーを開催することが多く、全労連や全労協は5月1日に開催されます。
日本では、世界の80以上の国で祝日とされているメーデーが祝日になっていないことが一般的です。日本でもかつてメーデーを祝日にする動きがあったものの、バブル崩壊や勤労感謝の日との類似性、そして金融市場の長期休業などの理由から実現されませんでした。ただ、2019年の天皇即位の日には祝日に指定されました。
企業によっては独自の休日として扱われることもあります。日本がメーデーを祝日として認めることで、より多くの人々が労働者の権利と尊厳を称えることができ、社会における働く人々の意義や重要性を改めて認識できるかもしれません。

